makiponのブログ

子供の死を体験し、自分が生きている限り立ち向かわなければならない。
精神的メンタルをどのように乗り越えられるのか、これから己で探さなきゃ!

自虐行為の意味

息子の頬や頭にに包丁でつけられた傷があった。

何故そこまでしてうちの子を傷つけたのか?

犯人に聞きたくても国が守って拘置所に隔離しているので、問いただす事すら許されない。


私は再婚で二度目の結婚。長男は私の連れ子で次男は今の旦那の子供。

いつでも4人仲良しだった。

私の膝を取り合い、成人していた長男も耳掃除や眉毛のケアには私の膝で旦那に怒られながら、犬に邪魔されながら私の膝を独占していた。いわゆる自他認めるマザコンで、私はそれが心地良かった。

そんな息子を血の繋がらない息子を私の次に?旦那は愛してくれていた。


息子の事件はニュースになったが、嘘ばかりの報道に呆れた。旦那から仕事を習得し独立して起業したばかり。人並み以上の稼ぎもあったのに、無職との報道。息子の知らない奴に刺されて死んでしまったのに、男女間のもつれ?等々…

検事も殺人ではなくて傷害致死で検挙したと、、、

病院も事故なので、保険が適用されないからと、何故か161%の計算。頼みもしないのに、司法解剖。訳の分からぬままに葬儀費用。

全額、被害者負担。


そんな事にヤケになってしまった時期に、旦那さんが、どうしても息子と同じ傷を付けて痛みを分かち合い、その顔で裁判員裁判に挑みたい。って、

私も彼の気持ちや世の中に反発心があったから、反対しなかった。


ある日、市議会選挙の最中に駅前演説している候補者が

「市民の安全を守る、平穏な生活を保障します。」

などと戯言を行ってた。

その言葉に逆上し、大勢の前で旦那は果物ナイフで自虐行為をした。

その場にいた誰もが他人事だから、その行為に携帯電話で写メやムービーを撮っていた。


旦那はその場から病院に搬送され緊急手術。

本当に息子と同じ傷が頬に四ヶ所ついていた。顔面80針も縫うほどの自虐行為だった。

その後、逮捕され3日間拘留後に帰宅。


彼には企みがあった。

これから裁判をする犯人に対して、キチガイ親父が居るって事。刑務所から出てきても、自分の殺した相手の親父が自分を犠牲にしてまでも怒って居るって事を身を切って伝えたかったのだ。

拘置所でも、あの事件のお父さんだ。って犯罪者達に言って回ったそう。


今、支えてもらっている彼を大事にしなければならない。まだまだ私達にはやらなくてはならない事が残っているから。

息子の代弁者として。。。

口も聞けなくされた息子は、何も発信出来ないから。死人に口無し!まさにその言葉通り…